※2024年6月30日開催のイベントで配布した無配です
考えないで感じてほしい、ゆるふわわからせです
社内独自のソフトウェアを使ったWEB会議を終えてノートパソコンを閉じると、ソファの端で一時間以上黙ってスマートフォンを弄っていた立香が「終わったんだ」声を発した。
「待たせて悪かったな。三十分のつもりが延びちまった」
ノートパソコンをローテーブルに載せ、ソファから立ち上がってキッチンに向かった。「コーヒー飲むか?」
「いらなーい」
退屈そうな返事に苦笑する。どうやらご機嫌ななめのようだ。それもそうだろう。学校帰りにそのまま自宅を訪れた立香と食事に行く予定だったが、仕事が立て込んでいて、結局宅配ピザになってしまった。おまけに会うのは二週間振りで、立香が今日をどんなに楽しみにしていたかは考えなくてもわかる。
「機嫌を直せよ、お嬢さん」
マグカップを手にリビングに戻り、ソファの真ん中にどっかりと腰を下ろして、淹れたてのコーヒーを啜る。二口飲んで、ノートパソコンの隣にマグカップを置いた。
「じゃあ、いっぱい構って」立香は立ち上がって唇を尖らせて「テスト期間で二週間も会えなかったんだから」膝に跨ってきた。首のうしろにほっそりとした手が回る。
「せっかくの金曜日なのに、ピザだけなんて足りないよ。今夜のデート、楽しみにしてたのに」
子供と呼ぶにはあざとく、大人と呼ぶには未熟な年頃の娘は、ふくれっ面で言った。
「それにね、今日はとっておきの下着を穿いてきたんだよ」
立香は俯いて、のろのろと膝立ちになってスカートの裾を摘まんで持ち上げた。引き締まった太腿があらわになって、レースのついた、フロント部分が透けた薄桃色の下着が覗く。高校生には似つかわしくないほどセクシーな下着に、ふっと笑みが漏れる。
「ずいぶん大胆だな」
「誘惑するつもりで着たんだもん」
「……ませガキめ」
立香はいたずらっぽく舌先を出した。それから腰を落とし、尻を小さく前後させ、股座を擦り付けてきた。厚いジーンズ越しであっても、物理的な刺激を受けて、そこは少しずつ反応していく。
「クールでかっこいい大人だけど、テスカトリポカも男の人なんだね。おちんちん硬くなってきてるよ♡ 女子高生とえっち、したいんだね♡」
赤いタイを緩め、立香は俯いて自身のシャツのボタンを外していく。
「でもこのソファ、買い換えたばっかりでお気に入りなんだよね? 汚せないから、ベッドまでお預けだ♡」
四つ目のボタンに指が触れた時、手首を掴んで止めた。
弾かれたように顔を上げた立香の顎を掴み、またなにか生意気なことを言う前に唇を塞いだ。
「大人の男を煽ったらどうなるか教えてやろう」
鼻先で囁けば、立香は一刹那肩を強張らせた。
呼吸する間すら与えないほど長く唇を塞ぎ、口腔を蹂躙した。性的興奮で粘度が増した唾液が流れ込んでくる。舌を絡ませ、離れて、シートに押し倒す。
「ここでするの?」
答える代わりにジーンズのフロントを寛げた。立香の言う通り先日買い換えたばかりの本革のソファを気に入っているが、簡単に汚れはしないのだから、大した問題ではない。それよりも、今すぐにこの生意気な小娘に反省させる必要がある。
肘掛けにクッションを置こうと、のろのろと四つん這いになった立香の短いスカートから引き締まった太腿と下着が見えた。クロッチ部分には染みができている。
シートに膝立ちになり、透けた下着の縁に指を引っ掛けて膝まで引っ張った。
「……! や、ちょっと……!」
抗議の声も無視する。尻が剥き出しになって、発情した雌のにおいが立ち昇った。中途半端に太腿に引っ掛かった下着まで愛液が糸を引いている。
「盛っているのはオマエの方ってワケ」
ほくそ笑むと、首を巡らせていた立香と目が合った。顔は真っ赤だった。
「ほら、上げろ」
「……テスカトリポカのえっち……」
白い尻を軽く叩くと、腰が反って尻が持ち上がった。立香は発情期の雌猫のように従順だった。
愛液でてらてらと光っている股座を中指でなぞり、雌孔に押し込む。多少抵抗感はあったが、すんなり指を根元まで呑み込んだ。
「あ、指……んっ……あ、ぁ……」
立香の小さな喘ぎ声を背景にして緩く抜き差しをしながら、まだ柔らかい自身を掌で包み込んで扱くと、すぐに硬さを帯びて、血管を浮かせて勃起した。
中指を引き抜くと、濃く濁った愛液が絡みついていた。男を受け容れる準備は万端らしい。腰を突き出して、亀頭でしとどに濡れた割れ目をなぞり、ひくつく雌孔に押し当て、一息に奥まで挿入した。
胎内は温かく、湿っていて、締まっている。ふーっと息を吐き出して、締め付けを堪能してから腰を揺する。入口を焦らすように擦り上げてから最奥を貫き、また抜け落ちそうなところまで引いて、奥を突く……緩急を付けてぶつかる度に肉付きのいい丸い尻の肉が揺れ、抱きかかえたクッションに顔を埋めた立香はくぐもった嬌声を上げた。
さらに腰を突き出して、とっくに降りてきている子宮口を轢き潰せば、華奢な身体は大きく痙攣した。動きを止めて尻の肉を鷲掴みにして、ゆっくりと腰を引いていけば、薄桃色の媚肉が名残惜しそうにペニスに吸い付いて、内側から捲れているのが見えた。半年前まで処女だった娘は、すっかり男の味を覚えたらしい。
「ひうっ、あ、あっ、あ、だめえ……! あっ、あ、んうっ、イっ……、~~~~~っ!」
立香の総身が小刻みに痙攣する。動きに合わせるように、肉の詰まった膣内が波打って、隙間なく圧迫するように四方から肉壁に包まれた。
「……、……っ」たまらず腰を止め、射精しないように歯を食いしばった。
絶頂の余韻に浸っている立香の尻を撫でて、短いストロークで責め立てる。
「今イったばっかりだからあ! だめ、あ、あ、あっ、イくっ、またイっちゃうぅ……!」
悲鳴じみた声を上げて、立香はクッションに顔を突っ伏した。
「オレを誘惑するつもりだったんだろう? オマエが先にへばってどうする。生意気なことを言ったんだ。オレを満足させてくれよ、お嬢さん」
細い腰を抱きかかえ、雌を支配し、胎内に子種を植え付けるという本能のままに腰を打ち付ける。子宮口を押し上げると、窪みが亀頭を吸い上げるように攣縮した。
「ひあ、んっ、テス、テスカ……あ、ごめ、ごめん、なさいっ、あんなことっ……あ、あっ……!」
「……なんだ? 聞こえないな」
「あっ、ごめっ……な、生意気なこと言って、ご、ごめんなさいっ……!」
「まったくだ。よく反省しろ」
高く持ち上がった尻を引っ叩くと、乾いた音が弾け、愛液が飛び散り、胎内がいっそう強く締まった。
「あ、あっ……、~~~~~~っ!」
小柄な身体が硬直し、弛緩し、また硬くなった。マゾでもあるまいし、尻を叩かれて感じるとは……
「……ん……」
苦笑する余裕もなかった。あまりも強く締め付けてくるものだから、一気に沸点まで高まってしまった。
「射精すぞ」
快楽に痺れている立香の胎内の一番深い場所で射精し、子宮に流し込むように腰を揺すってから離れる。愛液にまみれた粘膜の間から、泡立った濃い精液が溢れそうになっている。
立香は息も絶え絶えだった。ルーズソックスが脱げかけた片足が震えている。これは、しばらくは動けないかもしれない。膝までずり落ちていた下着を元の位置に戻し、スカートを下ろしてやると、立香はシートに倒れ込んだ。頬に髪が貼り付いていた。
「……テスカトリポカ」
片手を突いてゆっくりと身体を起こした立香のシャツの間から、胸の谷間が見えている。
「ん?」
ジーンズのフロントのボタンを留めて、ソファの端にどっかりと腰を下ろす。
「あとで一緒に、お風呂入ろ?」喉を鳴らす猫のように、立香は膝に頭を預けてきた。「週末のお泊まりも、楽しみにしてたの」
叱ったあとは、甘やかしてもいいだろう……
さてどう甘やかしてやろうかと考えながら、冷めたコーヒーを啜った。